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『継体天皇の謎―古代史最大の秘密を握る大王の正体』:雨読夜話

ここでは、「『継体天皇の謎―古代史最大の秘密を握る大王の正体』」 に関する記事を紹介しています。
継体天皇の謎―古代史最大の秘密を握る大王の正体 (PHP文庫)
継体天皇の謎―古代史最大の秘密を握る大王の正体 (PHP文庫)
関 裕二
PHP研究所 2004-11

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古代日本において、天皇家の正統からかなり遠いにもかかわらず、北陸より迎えられて天皇に即位した元貴族である継体天皇、彼の謎について分析している。

継体天皇については、天皇家が他の王朝に征服された、とか、天皇家に入り婿したとか、いや本当に応神天皇の5世の孫だったなど多くの議論がなされているが、確たる資料が乏しく結論は出ていない。

本書では日本書紀において始祖王に比されている神武天皇、崇神天皇、応神天皇から応神天皇を援けた神功皇后に武内宿禰、さらには卑弥呼や台与にまで考察の対象を拡大し、九州に大和、出雲に東国の古代王権の動きを推察し、徐々に継体天皇の素性について探ってゆく。

途中で出雲神話や卑弥呼についてまで分析の対象が進むので、寄り道をしているような印象を受けるが、”継体天皇はどのような立場にあったのか?”という謎を解くための伏線として最後の方で生きてくる。
推理小説のような展開に刺激を受ける。

評価されるのは古代において祟りや呪術といった要素を切り捨てたりするようなことをせず、古代の日本人の行動様式に影響を及ぼしていることを考慮に入れて分析していることである。
”科学的”に分析を行いすぎることは現代人のおごりであり、昔の時代を生きた人々に対して失礼な態度であると言っているのはうなずける意見である。




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