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『古城の風景 1 菅沼の城・奥平の城』:雨読夜話

ここでは、「『古城の風景 1 菅沼の城・奥平の城』」 に関する記事を紹介しています。
古城の風景 1
古城の風景 1宮城谷 昌光

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宮城谷昌光による、古城をめぐる歴史紀行エッセイの1作目。
出版社が司馬遼太郎の『街道をゆく』のような感じで書いてもらうよう依頼したようで、著者は冒頭で断れない依頼というものがあると少し愚痴っていてちょっと笑った。

本作では主に東三河における菅沼氏、奥平氏、本多氏、牧野氏といった後に徳川幕府の譜代大名となる豪族たちの城跡をめぐっている。
これについては著者の作品である『風は山河より』を先日読んだため、感情移入ができて読みやすかった。

主人公にあたる菅沼定盈(さだみつ)が武田信玄の大軍を相手に守り抜いた野田城や、長篠の合戦で長篠城を守っていた奥平信昌の出身にあたる亀山城、牧野氏と戸田氏が壮絶な奪い合いを演じた今橋(吉田)城など、それぞれの城や豪族たちの歴史が書かれており興味深い。

徳川家の葵の紋所が伊奈城の本多氏からゆずられたらしいことや、伊奈系ではないが家康家臣の本多広孝という武将が実は本多忠勝に負けないほどの戦績を残していたらしいことも書かれており興味を持った。
はなばなしい見せ場の有無や世代の違いによるものだろうが、家康配下に知名度が低くても活躍した武将が多くいたことが分かる。


[『街道をゆく』で、本シリーズと重なる場所を扱っている作品]
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