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『古城の風景 2 松平の城』:雨読夜話

ここでは、「『古城の風景 2 松平の城』」 に関する記事を紹介しています。
古城の風景 2 松平の城
古城の風景 2 松平の城
宮城谷 昌光
新潮社 2005-09-21

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風は山河より 第二巻

宮城谷昌光による城跡めぐりエッセイの第2巻。
今回は、松平家の諸族の城を扱っている。

松平家は関東から流れてきたとされる親氏が婿養子として入ったあたりから歴史に残るようになるが、信光、親忠、長親など代を経て勢力を拡大するとともに分家が増えて桜井松平、形原松平、深溝松平など十八松平と呼ばれる一族が西三河の各地に拠点を持つことになった。

分家が増えると協力できる場合もあるが内紛が起こることもたびたびであり、家康の祖父の清康が暗殺された遠因には叔父の信定との不和があったらしいことや、家康の父の広忠も信定に一時は岡崎城を追われるなど一族内の確執はどこでも多かったもののようだ。

そういった舞台である松平諸族の城跡を著者は編集者や版画家とともにめぐっているが、松平氏が小勢力だった頃の城跡のため、地元の人も知らないくらい場所が分かりにくくなってしまっていたりして大変そうな感じが伝わってくる。
また、城にまつわる松平諸族のことを書こうとすると記録が錯綜していて、例えば記録に残る松平○○という人物が系図のどのあたりに入るのか分からなくなっていたりして難しいようだが、この手の謎があるから歴史が面白いともいえる。

『風は山河より』を読んだ後だからまだ地名や城の名前に想像が沸くが、愛知県の地理はあまりわからないため、知らない人が読むとついていきづらいかもしれない。



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