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『陳平 劉邦の命を六度救った「知謀の将」』:雨読夜話

ここでは、「『陳平 劉邦の命を六度救った「知謀の将」』」 に関する記事を紹介しています。
陳平 劉邦の命を六度救った「知謀の将」 (PHP文庫)
陳平 劉邦の命を六度救った「知謀の将」 (PHP文庫)
風野真知雄
PHP研究所 2004-02-03

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漢の高祖劉邦の謀臣として活躍した陳平の小説。張良・蕭何・韓信の3人に次ぐ有能・有名な家臣であった。得意分野は謀略・調略であり、劉邦のライバル項羽をその参謀である范増と仲違いさせて切り離したり、匈奴に包囲された際に単于(匈奴の王)の皇后に賄賂を贈って和平を結ぶなど、多くの危機を救う活躍をした。

人間的には賄賂を取ったり兄嫁と密通するなどやや問題のある人物だったようだが、問題のあるような人物だからこそ人をあっと言わせるような謀略を立て、実行することはできたのだろう。

陳平が素行を非難されて失脚しかかった時に、友人の魏無知が”危急の際に聖人が役に立ちますか?このような危機だからこそ異才の者を推薦したのです”と弁護したが、楚漢戦争のただなかではまさにその通りだと思う。

この手のタイプの人物は多くの場合周囲の無理解や嫉妬のためにつぶされたり埋もれたりすることが多いが、陳平にとっては魏無知のような友人に恵まれたことが幸運であった。

危険な人物であることも確かであり、日本で言えば黒田官兵衛がこのタイプか。劉邦もこの点は認識していたようで、今後の宰相についての話でも”陳平1人に任せるのは危険なので王陵の補佐”としていることからもそれがうかがえる。

何を考えているのか分からないので一緒に仕事をするのはどうかと思うが、話をしてみるとおもしろい人なのではないかと思う。




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