| 宇宙は「地球」であふれている -見えてきた系外惑星の素顔- (知りたい!サイエンス) | |
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先日読んだ『爆笑問題のニッポンの教養 宇宙人はどこにいるのか? 惑星科学』で地球外生物の可能性について爆笑問題に語っていた井田茂教授など4人の科学者が、太陽系外の惑星探査の状況および展望について解説している本。
ちょっと難しくて理解しづらい言葉や概念もあるが、一般向けにさまざまな角度から書かれていて面白かった。
系外惑星の探索には大別して直接惑星を探す直接法と、恒星の動きや光の変化など状況証拠から惑星の存在を探る間接法があり、惑星そのものが光を発するわけではないため間接法で惑星が見つかることが多いようだ。
その間接法にもまた、
- 恒星のふらつきから惑星の存在を割り出すアストロメトリ法
- 恒星の光のゆれを捉えるドップラーシフト法
- 惑星が恒星を横切った影を捉えるトランジット法
- よく分からなかったが空間だか重力だかの歪みを測定する重力マイクロレンズ法
測定法にはプロ向き、アマチュア向きという傾向もあるらしい。
ドップラーシフト法で惑星を見つけるには高性能の測定機器が必要となるためプロの領分となるのに対し、それで見つかった惑星をトランジット法で確認する分にはそこそこの望遠鏡で可能ためにアマチュアのグループが取り組んだ方が効率がいいようで、一般の天文ファンにも惑星探索に参加できるのは夢があっていい。
発見された系外惑星は必ずしも太陽系と同タイプのものばかりではないようで、
太陽系の惑星であれば太陽からの距離が近い順に、
- 岩石惑星(地球や火星のような密度の高い惑星)
- 小惑星帯
- 巨大ガス惑星(木星や土星のような濃密なガスに包まれた巨大惑星)
- 氷惑星(天王星、海王星のような主に氷で構成される惑星)
- 太陽系外縁天体(”惑星”でなくなった冥王星など、ご飯もののおこげのような天体)
- ホットジュピター(太陽に近い軌道を回る巨大ガス惑星)
- エキセントリック・プラネット(極端な楕円軌道を描く巨大ガス惑星)
惑星は原始惑星系円盤というガスのかたまりからできるというのが現在有力な仮説のようで、こうしたガスの量や構成元素の比率、恒星がどのような元素を多く含むかでこうした惑星の形成が変わってくるのではないかとしており、カオスから世界ができたとする神話を連想させるような話である。
巨大ガス惑星の数が1個か2個なら太陽系のような感じに安定した軌道を回るのに、3個あると干渉し合ってホットジュピターやエキセントリック・プラネットができるとしていたりして興味深い。
こうして見つかっている惑星の中に地球のような惑星はあるのか?ということになるが、地球型の生命が存在しうるとすれば水が液体の状態を保つことが条件に挙げられ、これを満たす惑星−恒星間の距離をハビタブル・ゾーンというそうである。多くはないがこれに当てはまる惑星も見つかっているようで、今後他にも見つかることが予想されるのは楽しみが持てる。
この後は地球外生命体は?となるが、さすがにこのテーマを語りすぎるとトンデモ本になりかねないのであまり触れていない。
今日のyahooニュースで今年は世界天文年に定められているというのを読み、なかなか時宜に合った本を読んだと思った。せっかくなのでまだ他にも宇宙がらみの本を読んでいきたい。
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