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『甲子夜話秘録鼠狩り』:雨読夜話

ここでは、「『甲子夜話秘録鼠狩り』」 に関する記事を紹介しています。
甲子夜話秘録鼠狩り (だいわ文庫)
甲子夜話秘録鼠狩り (だいわ文庫)
楠木 誠一郎
大和書房 2008-11-10

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江戸時代に平戸藩主として多くの業績をあげ、隠居後に随筆集である『甲子夜話』を著した松浦静山が陰謀を探り闇の勢力と対決する時代小説シリーズの第1作。

静山は47歳という比較的若い時期に隠居していて、通説では幕府の要職に呼ばれないことにふて腐れたためとされているが、本書では大目付からの密命を受けてそれを遂行するために引退したという流れで進んでいく。

『甲子夜話』には町人や御家人など市井の人から聞いた話も多く書かれているらしいように静山はけっこう庶民派で、事件解決に当たっては知り合いの町人と協力することが多いが例えば『暴れん坊将軍』のような違和感は比較的少ない。
(それでも隠居とはいえお供も連れずに外出できる)

シリーズ第1作ということもあり、最初に提示されている謎についてはまだ真相に迫れずに終わるが、このあたりは第2作、第3作と追って分かるようになるのだろう。
静山の史実についても随所で触れられているのが物語りに厚みを加え、なかなか面白かったと思う。




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