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『10倍の大国に日本はなぜ勝ったか―日露戦争が遺した九つの戦略』:雨読夜話

ここでは、「『10倍の大国に日本はなぜ勝ったか―日露戦争が遺した九つの戦略』」 に関する記事を紹介しています。

10倍の大国に日本はなぜ勝ったか―日露戦争が遺した九つの戦略10倍の大国に日本はなぜ勝ったか―日露戦争が遺した九つの戦略

滝沢 中 (著)
中経出版 2004-10

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日露戦争では、司馬遼太郎『坂の上の雲』に出て来る東郷平八郎元帥や秋山好古・真之兄弟など将軍や参謀の活躍ばかりが取り上げられがちであるが、本書では技術者や政治家、諜報員など裏方の活躍を描いている。

例えばロシアで反政府勢力とかく乱工作を行った明石元二郎大佐、あるいは従来よりも破壊力のある火薬を発明した下瀬雅允、さらには財政や外交における活躍をした陸奥宗光や高橋是清、彼らのトップにいた伊藤や山県、大山、松方など日本がロシアに判定勝ちしたのは総力戦の結果であったということが実感される。

山県や井上が汚職をしたり、西郷や江藤が反乱を起こすことに代表されるよう内輪もめも多かったが、明治時代の指導者たちは大きな舵取りを誤らずによく日本の独立を堅持することができていたと思う。
天皇の絶対化を行いすぎた点にその後の問題の根があったという見方もあるが致し方ない面もあっただろう。



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