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『インド―目覚めた経済大国』:雨読夜話

ここでは、「『インド―目覚めた経済大国』」 に関する記事を紹介しています。
インド―目覚めた経済大国 (日経ビジネス人文庫)
インド―目覚めた経済大国 (日経ビジネス人文庫)
日本経済新聞社 (編)
日本経済新聞出版社 2007-05

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BRICsの一国として経済成長の著しいインドについて、その現状を経済を中心に解説している本。
以下のような事柄が章ごとに分けて書かれており、興味深く読み進んでいくことができる。

  • 産業ではITがどうしても注目されがちだが、GDPに占める割合はさほど高くないものの、農業に従事する人口が多いという意味では農業国という面を持つ。
    この農業には拡大の余地が大きく残っており、灌漑設備や農民への融資システムなどが整えば農産物の大輸出国として変貌を遂げる可能性が高い。
  • 世界最大の人口を擁する民主主義国として知られ、金権政治の傾向はあるものの、これだけの人口と多様性を持つ国が一つの政府で動いていること自体が驚異的である。
  • インフラが劣悪なのが経済成長の足かせとなっており、貨物鉄道や高速道路などのインフラ整備が進められている。
  • 独立以来計画経済を進めてきたが、1991年の経済危機に際して自由化路線に転換した結果が現在の成長につながっている。
    ただし、外資の進出に対する規制はいくつかの産業において残っており、例えば小売業では外国企業は直接投資ができない。その他、金融業などでも投資制限がある。
読むほどにインドがいかに巨大で多様性のある国かが感じられ、先日再選を果たしたマンモハン・シン首相などインドの指導者たちがいかに優秀なのかが分かってくる。
日本にとってのインドの重要性がさらに増していくことはほぼ確実なので、他の本も読んでさらにインドについての知見を広げていきたい。

[現代のインドについて書かれている本]
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