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『悪の人心掌握術 - 『君主論』講義』:雨読夜話

ここでは、「『悪の人心掌握術 - 『君主論』講義』」 に関する記事を紹介しています。
悪の人心掌握術 - 『君主論』講義 (中公新書ラクレ)
悪の人心掌握術 - 『君主論』講義 (中公新書ラクレ)
金森 誠也
中央公論新社 2005-04-10

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君主論の格言を、歴史上の多様なケースに当てはめて解説している本。
原著で取り上げられていたチェーザレ・ボルジアなど中世イタリアの事例やマキャヴェリが書記官を務めたフィレンツェと他国の関係の他に、日本史上における信長、秀吉、家康の三傑や武田信玄、斎藤道三、源頼朝といった日本人になじみの深い人物も例として扱われている。
そのため西洋史が苦手でこの手の書物を敬遠しがちな人にとっても読みやすいものとなっていると思う。

以前読んだ君主論関係の本では、中世イタリアでの歴史的背景や事例を省いている『マキアヴェッリ語録』や、『君主論 ビジネスで役立つ人心掌握の智恵150 』はシンプルな構成で読者に様々な用法を考えてもらう形で読みやすかったが、本書は別の方向性として歴史上の事例を多数挙げることで理解しやすくするという手法を用いている。
方向性は異なるが、どちらもそれぞれ理解しやすくするという意味で面白かったと思う。

他にこの手の本が出るとすると、実際のビジネスシーンや近年の企業家や政治家の事例を用いるという形のもの、心理学的に掘り下げたものなどがあるかと思う。
君主論は元が独裁君主向けに書かれたものなのでそのままではあくが強いかもしれないが、こうしたタイプの作品も読んでみたいところではある。




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