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『見仏記』:雨読夜話

ここでは、「『見仏記』」 に関する記事を紹介しています。
見仏記 (角川文庫)
見仏記 (角川文庫)いとう せいこう (著), みうら じゅん (著)
角川書店 1997-06

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いとうせいこうとみうらじゅんの仏像好きの2人が、仏友として各地の仏像を見て回っているエッセイ集。いとう氏が文を、みうら氏がイラストを担当している。

2人とも仏教への信仰心がさほどあるようには見えず、あくまで仏(ブツ)の美しさに魅せられている状態で独自の視点から感想を述べている。
主にみうら氏が”空也上人はラッパーのご本尊”、”ブツは海外から訪れたスーパースター”、”仏像にわびさび入れちゃ駄目でしょう”などといった迷言を語り、一見それに振り回されているように見えるいとう氏も妙な分析や考察を行っていたりしてゆるい笑いとともに読み進んでいくことができる。

読み始めたあたりではおかしなことばかり言っていると思っていたが、仏像製作当時の状況を現代に当てはめてみると結構的を得ているように思わされてくる。
日本における文化受容の形が2人の会話から垣間見られてくるようで、ただ笑うだけでなく考えさせられるような内容になっているのがすごい。

仏像の造形におけるポイントもよく書かれており、仏像への関心が深まった。
本書の続編やDVD版も出ているので、これらもいずれ読んだり観たりしたい。




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