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『「今のインド」がわかる本』:雨読夜話

ここでは、「『「今のインド」がわかる本』」 に関する記事を紹介しています。
「今のインド」がわかる本 (知的生きかた文庫)
「今のインド」がわかる本 (知的生きかた文庫)
門倉 貴史
三笠書房 2007-04

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BRICs経済研究所代表による、インド事情を解説している本。

下に記載している関連記事の本を読んだ後なので重なるところも多いが、
  • 実は石炭やクロム、ボーキサイトなどの天然資源に恵まれた資源大国でもあること
    (ただし石油はあまり出ず、中国と石油利権の争奪戦を演じてきた)
  • 近年注目を浴び続けるIT産業の他にも医療や製薬、ダイヤモンド加工などの産業が盛んなこと
  • タタをはじめとする財閥とビジネス集団の関係
    (例えばタタ財閥は、ペルシア系のゾロアスター教徒が中核となっている)
  • 観光資源が豊富なこともあり、外国からの観光客が急増していること
  • カースト制度やインフラ不足、テロのリスクなどの他にも、ストライキの多さが外資を悩ませていること
  • パキスタンや中国など隣国との衝突してきた経緯
など、それなりに初めて知ることがいくつもあり、なかなか勉強になる。

また、先日NHKのドキュメンタリーで今年行われたインド総選挙を扱ったものを見て、アンタッチャブル(不可蝕民)階層出身のマヤワティという人物が率いる大衆社会党という政党が北部の州で勢力を拡大していることを知ったが、本書でも触れられていて改めて政治の複雑さを感じた。

著者は日本が経済において中国依存が進むリスクを強調しており、リスク分散などの観点からインドへのコミットをこれまで以上に進めていくことを主張しており、まあそうだろうなと思う。
巨大かつ多様で、いい面も悪い面も桁外れな国であることが分かり、興味深く読むことができた。


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