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『雄気堂々〈上〉』:雨読夜話

ここでは、「『雄気堂々〈上〉』」 に関する記事を紹介しています。
雄気堂々〈上〉 (新潮文庫)
雄気堂々〈上〉 (新潮文庫)城山 三郎

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明治時代に、現在大手として活躍する企業をいくつも設立した渋沢栄一の生涯を描いた歴史小説。

武蔵の農民に生まれた栄一は、横浜の焼き討ちを実行しかけたほどの尊皇攘夷の過激派だったが、一橋慶喜の参謀・平岡円四郎に見出されて慶喜に仕え、財政改革を試みるなど精力的に仕事を進めた。

やがて慶喜は将軍となり、フランスへ慶喜の弟・昭武を使節として派遣する際、栄一も随行することを命じられる。フランスで過ごす時期に大政奉還や戊辰戦争といった大事件が立て続けに発生したが、栄一は腰を据えて西欧の文物を学んでいった。

帰国すると静岡に謹慎している前将軍・慶喜のもとで静岡藩の改革を行おうとしていた矢先、今度は明治政府の高官・大隈重信にスカウトされできたばかりの大蔵省で働くことになる場面で上巻は終わる。

初めのうちは舞台が地元の農村であまり面白くなかったが、京都に出て慶喜や平岡に仕えるあたりから面白くなってきた。
慶喜と西郷隆盛の虚々実々の知恵比べや志士たちの暴発など当時の状況が出てきて、その中で必死に生きる道を求めていく栄一の姿がいい。


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2010/06/16(水) | 観・読・聴・験 備忘録