『何を書くか、どう書くか―知的文章の技術』:雨読夜話

ここでは、「『何を書くか、どう書くか―知的文章の技術』」 に関する記事を紹介しています。
何を書くか、どう書くか―知的文章の技術 (PHP文庫)
何を書くか、どう書くか―知的文章の技術 (PHP文庫)
板坂 元 (著)
PHP研究所 1997-01

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知的生産の技術 (岩波新書)

以前読んだ『考える技術・書く技術』および『考える技術・書く技術 続』のさらに続編にあたる、文章の構想の仕方から書き方までを整然と論じている本。
当ブログの文章をもう少しましにできればと思い、前作が良かったこともあって本書を古本屋で見つけ購入した。

まず最初の章で文章を書く見通しをつけるところでマーフィーの法則を取り上げ、有名な以下の3項目のうち1.と2.を織り込んだ上で文章を書く見通しをつけることが書かれている。
    マーフィーの法則の有名な3項
  1. 何ごとも、ちょっと見より難しいのが常である。
  2. 何ごとも、はじめに予想したより時間がかかるものである。
  3. 何ごとも、失敗の可能性のあるものは、失敗が起こると覚悟しておくこと。

他にも、
  • アイデアが浮かばない時の対処法
  • 段落で述べたいことは1つに集約すべきことと、長さは多少ばらした方がいいこと
  • 読者のことを考え、親しい人がきちんと理解できるような文章を心がけるべきこと
  • 抽象的な論は少なめに、論を補強するためのデータは多めにというバランスを取る
  • 読者を退屈させないために、引用や会話、逸話などの仕掛けに工夫する
  • 文章を書くのは規則正しい生活と整ったペース配分から。
    その意味で飲酒やゴルフは大敵であること
  • スランプだ何だといっても、最終的にはとにかく書いてみること
など、ポイントを抑えたことが具体的に書かれていて、読む前に思っていたよりも良書だった。

特に強く印象に残ったのは、同じような文章表現が続くなどの単調さに陥ることを注意しているところで、このあたりは類語辞典を使用して書き分けることを力説している。
このところ文章表現で単調さを自覚することが多くなっており、思い当たるところ大だった。
以下の類語辞典を購入しようかと検討している。
類語国語辞典
「類語国語辞典」
 著者:大野 晋,浜西 正人
 出版:角川書店
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さまざまな面から文章の書き方や設計の仕方などについて再考することができ、ためになった。
絶版となっているのが少々残念ではある。

[本書で扱っているマーフィーの法則について書かれている本]
21世紀版 マーフィーの法則
「21世紀版 マーフィーの法則」
 著者:アーサー・ブロック
 出版:アスキー
 発売日:2007-07-12
 価格:¥ 1,680
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