『狂気の沙汰も金次第』:雨読夜話

ここでは、「『狂気の沙汰も金次第』」 に関する記事を紹介しています。
狂気の沙汰も金次第 (新潮文庫)
狂気の沙汰も金次第 (新潮文庫)
筒井 康隆 (著)
新潮社 1976-10

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1970年代に『夕刊フジ』に連載されていた文:筒井康隆、イラスト:山藤章二のコラムを1冊にまとめたエッセイ集。
何年も前に購入し読んでいたが、本棚から久しぶりに取り出して読み返した。

それぞれ2ページ+数行+イラストというコンパクトな枠内で身辺の出来事やSF作家仲間との交流、ニュースなどを導入部として、そこから著者による考えが書かれている。
衆愚や付和雷同する傾向への嫌悪や異常とされるものへの考察、一般的に良識とされるものへの疑念などが攻撃的な姿勢で述べられていて面白く、何度でも読み返せる内容となっている。

30年以上前に書かれたものだが、『俗物図鑑』のところでも書いたように筒井作品は感性に時代を超えたところがあるのか、扱っている題材が古びても語っている本質は古びておらず、むしろ現在の方がよく理解できると思わされたりするところがすごい。

山藤章二のイラストも、皮肉やブラックユーモアを交えた笑いが本文の内容とマッチしていて楽しめる。

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2010/01/15(金) | 観・読・聴・験 備忘録