読んだ本の感想をつづったブログです。


将来が不安なら、貯金より「のんびり投資」 (PHPビジネス新書)
将来が不安なら、貯金より「のんびり投資」 (PHPビジネス新書)
澤上 篤人
PHP研究所 2016-01-19

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長期投資を謳う独立系の投資信託であるさわかみファンドの創業者・澤上篤人氏と、現在さわかみファンドの投資責任者を務める草刈貴弘氏による、(日本株を中心とした)長期投資のすすめを語っている作品。

「なくなっては皆が困る企業」を応援するスタンスで書かれていて、このあたりは澤上氏の他の著作と共通している。
そして預貯金は銀行やゆうちょ銀行に運用を委託しているわけで、国債の購入に向かったのは無責任なことではないかと主張している。

ここまでは目新しくないが、そこから債券が現在バブルの状態にあり、今後暴落の可能性があるという話は一考に値する。
債券への投資はリターンがリスクに見合っていないという話を読んだこともあるので、債券投資は少し休んだ方がいいかもしれないと思った。

そして企業への応援というスタンスでの長期投資が日本で広まれば、海外の企業も短期の利益を求めずに長期投資してくれる日本の株式市場の魅力を感じて東京証券取引所で上場するようになるのではないか?という夢も語っている。

コストが安くて最近脚光を浴びることが多いインデックスファンドの弱点としては、市場全体に投資するために滅ぶべき運命にあるゾンビ企業を含んでいることを挙げているが、長期的に見れば過去の倒産した多くの企業のように株式市場から退場させられることには変わりなく、この手の企業に投資する期間が生じることを我慢するかしないかの違いなのだろう。

日本ではインデックスに勝っているアクティブファンドの割合が他国よりも高いらしいこと、別にどちらかに絞る必要があるわけでもないと考えていることもあり、インデックスファンドだけでなく、さわかみファンドやひふみ投信も積立購入をしている。

澤上氏だけでなく草刈氏も語っていることで澤上氏の他の著作と比べて変化が出ており、興味深く読んでいくことができた。






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勝海舟の人生訓 (PHP文庫 ト 1-2)
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童門 冬二
PHP研究所 1989-08

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勝海舟の事跡や残した言葉、著作などから、人生に役立ちそうなものを紹介・解説している作品。
勝は自慢話やホラに近い話もしばしばしていたらしいので、そのあたりは考慮して読んだ方がいいのかもしれない。

面白い話がいくつもあり、例えば歴史上の人物を論評しているところでは細川頼之(南北朝時代の室町幕府管領)、北条早雲、天海、松尾芭蕉などを評価している。
松尾芭蕉が近江商人を指導したとか、細川頼之が北朝の経済を発展させて南朝を圧倒したなど、広く知られているとは思えない話が紹介されているのが興味深い。

民衆を生活できるようにするのが支配者の役目で、経済を軽視する支配者は滅ぶという趣旨の話はその通りだと感じた。

低い御家人の身分から立身していったこともあり、「世間は生きている、理屈は死んでいる」と語っているようにかなり現実主義的で、イデオロギーにこだわる人物を好まないことも伝わってくる。
これは朝令暮改を気にしない横井小楠を高く評価し、水戸藩の儒者だった藤田東胡を嫌っていた話、江戸幕府滅亡後に明治政府に仕えた勝をひどく非難した福沢諭吉を「幕末は本郷に隠れていた弱い男」と評しているところなどに表れているのがいい。

柔軟ながらも筋を通し、覚悟を持って生きた勝のエピソードが分かりやすく書かれていて、興味深く読むことができた。






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関連タグ : 童門冬二,

マンガで学ぶ はじめてのコインランドリー投資
マンガで学ぶ はじめてのコインランドリー投資
三原 淳
幻冬舎 2017-05-25

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コインランドリーのフランチャイズを運営する会社の社長による、コインランドリー投資の魅力や注意点などを解説している漫画。

このところコインランドリー投資がバブルの様相を呈しているように見え、近所でも新しいコインランドリーが開店しているのを見かけたこともあって、図書館にあったので借りて読んでみた。

使う側としては、乾燥機をよく利用している。

話の流れとしては共働きの夫婦が将来への不安があることから研究を始め、著者の会社のフランチャイズになって開店にこぎつけ、軌道に乗せるまでを描いている。
かなり2人とも忙しいように見えるが、じっくり投資に向けての研究する時間は確保できたのか?と思いながら読んでいった。
まずは費用と調査・準備の期間を確保することが第一のようである。

平均して初期費用が2000万円くらい、年間の収益が360万円くらいと、初期費用を回収するまでには5年以上がかかるようで、それなりのリスクを負うことになるのが分かったのが、最もためになったところかと思う。

他にも悪質な業者、設置場所の選定が収益に大きな影響を及ぼすこと、治安対策、開店時の販促など、コインランドリーを経営する上でのポイントが多く書かれている。

コインランドリーといえば普通の建物に造るものというイメージがあるが、移動や撤去がしやすいプレハブ型のものもあることが書かれていて、この点も少し驚いた。
ただ、電気や水道、ガスの共有などはどうするのか?振動に耐えられるのか?などの部分が疑問に感じたりもした。

近隣の開店状況を見るとうかつに手を出すべきでないように思うが、知らなかった分野の話を色々と知ることができ、興味深かった。





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うまくいかないときの心理術 (PHP新書)
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古田 敦也
PHP研究所 2016-04-16

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ヤクルトスワローズで選手としても監督としても活躍した古田敦也による、自身の野球経験から自分の心理状況をいい方向に持っていったり、他者の心理を洞察したり、うまくいかない時期の過ごし方などに関するヒントをあれこれ語っている作品。

まえがきでも述べているように、必ずしもそのまま応用できるものばかりではないが、野球選手がどのようなことを考えてプレーや練習をしているのかを知ることができるのが興味深い。

この中では、初めの方に書いてあった練習のように日常的に同じようなことを行う場合でも、より良い方法を求めてあれこれ試してみるということの重要性が書かれていて、ついついいつもの方法を取りがちなのでけっこう心に響いた。
野球の場合もそうだが、以前通用していた方法がある日通用しなくなることもままあるわけで、さまざまなパターンがあることを日頃から少しだけでも考えておくことが必要なのだろうと感じた。

春のキャンプは新たなことを試すというよりもシーズンに向けて状態を上げるためのもので、新たなことを試すのは秋のキャンプで行うなど、プロ野球に対して漠然と思い込んでいたことと異なることがけっこう書かれていて、プロ野球ファンの目線からでも興味深く読むことができる。

以前読んだ著者の『「優柔決断」のすすめ』と同様にソフトな語り口で書かれていて、受け入れやすさを重視しているようなところに好感が持てる。





古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術 (朝日新書)古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術 (朝日新書)

古田敦也
朝日新聞出版 2015-03-13

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古田 敦也 NHK取材班
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世界を制した「日本的技術発想」―日本人が知らない日本の強み (ブルーバックス)
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志村 幸雄
講談社 2008-11-21

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日本人の技術に関する発想や取り組み方について、その優位性を解説している作品。

模倣とけなされることも多かったが模倣自体が難しいことやそれ以上のものを作ってきたこと、戦後に民生目的での技術が進んできたことのメリット、サイズの小ささや低価格への追求、消費者が求めるレベルの高さ、質や量の分野をクリアして感性に訴える部分を数値化しようとする試みなどが書かれている。

例には三洋電機、シャープ、東芝など、その後色々なことが発生してしまった企業が挙げられていて、複雑な気持ちになってしまった。

アメリカ発ではアップルやダイソンといった企業の製品がヒットを出しているが、日本でできずにアメリカでできた製品やサービスとの比較もあるといいなと感じた。

日本での優位性が活かされた形で、より世の中が良くなる商品やサービスが出たらいいなと思いながら読んでいった。






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