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読んだ本の感想をつづったブログです。





株主優待おじさんとして有名な桐谷さんによる、株主優待のおすすめ銘柄や投資方法を語っている作品。

購入金額が10万円未満で手頃な銘柄、長期保有で優待内容がアップする銘柄、QUOカードやギフト券のように使いどころに困らない優待内容、「隠れ優待」が存在する銘柄など、知らなかった銘柄が多くて参考になった。

紹介されている中ではオリックス、ブックオフ、ビーアールHD、大黒屋HD、明光ネットワークジャパンといった銘柄に関心を持ち、いくつか購入を検討している。

先日読んだ『日経トレンディ 2019年 2 月号』とも気になった部分が重なる銘柄もあり、より購入してみようという気になった。

現在の相場は下落気味ではあるが、手が出なかった銘柄に手が出やすくなるということでもある。
このところ適当さが強い(どうせ予測なんて無理といの考えから)株の買い方をしているような気もするが、大いに役立つ部分があった。






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近江(滋賀県)における日本史にまつわる人物の話や史跡などについて解説している作品。
産経新聞関西版で連載していたものを、単行本用に再編成したものとのことである。

越前(福井県)の三国出身とされている継体天皇が近江の出身とする説や古代の天皇家の外戚として知られる息長氏の地盤が近江だったらしいこと、遣隋使の小野妹子も近江出身など、古代では知らなかった話が多くて興味深い。

その後は比叡山を擁している事で最澄、円仁、円珍といった天台宗や、比叡山で学んだ鎌倉新仏教の開祖たち、近江の南部や頭部で布教活動をして比叡山から迫害に遭った一向宗の蓮如の話も出てくる。

中世から近世にかけては浅井長政の小谷城、信長の安土城や秀吉の長浜城、家康が本能寺の変後に甲賀を経由して落ち延びた話、石田三成の佐和山城、豊臣秀次の八幡山城、京極高次の大津城など、比較的有名な話が多く出てくる。

江戸時代では中江藤樹、松尾芭蕉、井伊直弼などの話、明治では琵琶湖疏水や大津事件が扱われている。

東西の交通の要地で琵琶湖を要する物流の拠点、そして古代は穀倉地帯だったこともあり、歴史上の人物や史跡が多い場所であることを再認識させられる。

それはそれとして、全体を通すと「テーマはいいが編成がまずい」という印象を受けた。
バサラ大名の佐々木道誉や蒲生氏郷、藤堂高虎といった近江出身の人物があまり扱われていないのはページ数の都合上や著者のチョイスということもあって仕方ないかもしれないが、書き方によってはもっと面白い作品になったはずだとも思う。





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警視庁公安部・青山望シリーズの、完結編となる第12作。
東京マラソンと浅草の三社祭で覚せい剤による毒殺事件が連続して発生し、青山・藤中・大和田・龍のノンキャリア同期カルテットが一連の事件と背後に存在する疑惑の捜査に当たっていく。

彼らも署長を経験するなど40代後半?になったことでノンキャリア警察官としての上がりが見えてきて、次の進路を考える描写も目立ってくる。

このシリーズならではの重くてリアルな話が多く、日本の先行きが非常に心配になってくる。
北方領土の返還は無理そうだなとか、仮想敵国への牽制として根室、宗谷、佐渡、隠岐、対馬などに軍事基地を建設して在韓米軍を誘致するのも1つの手かもしれないと思ったりもした。

福岡県の大物政治家とか、トップ周辺にいた三人組の元政治家など、「ああ、あいつか!」と連想しやすいネタが会話の中で扱われているのも興味深い。

さすがに12作目となってマンネリ感やネタ切れ感があり、つまらない印象がある。
これは多分、神宮寺や袁のようにキャラが立ってそれなりに魅力のある悪役の不足による部分が大きいと思う。

著者も疲れを自覚したのか、編集者から売り上げや評判が落ちていることを指摘されたのか分からないが、時間の経過を早めることで幕引きを図ったのではないかと思っている。

シリーズを通しては非常に面白く、楽しませてもらった。






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関連タグ : 濱嘉之,

プロフェッショナルの原点
P.F.ドラッカー (著), ジョゼフ・A・マチャレロ (著),
上田 惇生 (翻訳)

ダイヤモンド社 2008/2/16



ピーター・ドラッカーによる組織のマネジメントや問題解決、自己啓発などに関する言葉を紹介している作品。

「貢献への責任」という言葉が協調されることが多く、仕事や貢献の仕方が時代や部署によって変動すること、人事は一般に思われている以上に重要であって人事の失敗を配属された人のせいに(だけに)してはいけないこと、弱みよりも強みを生かしたマネジメントが必要なことなどが書かれていて参考になる。

印象に残ったのは、部下だけでなはくて上司や自分自身をマネジメントすることが重要という趣旨の話で、確かに上司の足を引っ張っていいことはなさそうである。

表現が硬くて少し難しいと感じるところもあるが、言葉自体が短くまとめられているので、ドラッカーの著作の感じをつかむのにはなかなかいいと思う。






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世界史MAPS

主婦と生活社 2016/11/4



世界史で発生した72の出来事を、豊富なイラストとともに地図で表現した作品。
大判で重い割に、情報の量や精度があまり納得できるものではなかった。

イラストを多用して分かりやすさを出そうとしたと思われるが、うるさい絵という感じがして失敗しているように見える。
ターゲットとしている読者層もよく分からない。

この手の作品で良かったと思っているのは以前読んだ『カラービジュアル版 戦国大名勢力変遷地図-激動の時代が一目でわかる!』で、時代によって勢力が変遷していく過程を丁寧に描かれていたのが好印象だった。

歴史好きの人向けに出すのならば、ページ数を増やして用語の解説を充実させること、変遷が分かる形にすること、持ちにくいのでもう少しコンパクトなサイズにすることなどが望ましいと思っている。





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